盛岡駅一つ手前の前駅で下車
仙北町、明治橋、原敬首相や米内光正海軍大将のお墓のある大慈寺界隈、あさ開酒造、河南、茶畑、住吉町、上ノ橋、紺屋町、中津川を与之字橋を渡って内丸にでます。
出勤前、この行程を一時間かけて歩くようにしています。
おすすめの散歩スポットは、浅田次郎さんの壬生義士伝にも登場する、明治橋周辺から見る盛岡と岩手山の眺望
岩手山は宮沢賢治が登山したり、石川啄木の歌集”一握の砂”で詠まれた山です。
ふるさとの山に向かひて
言うことなし
ふるさとの山は
ありがたきかな
啄木
この日は明治橋上から、雲海からの日の出が岩手山の頂上付近のみを照らす珍しい風景でしたので撮りました。ほかの出勤途中の皆さんも写メしてましたので、やっぱり珍しいんだろうと思います。
次におススメのスポットは 明治橋北袂から北上川を望む風景
だいぶ緑も芽吹いてきました。
やわらかに
柳あをめる北上の
岸辺目に見ゆ
泣けとごとくに
啄木
今は違うところに住んでいますが、もともと盛岡生まれの私は
このあたりを、朝の陽ざしを受けて歩いていると、大正生まれの祖母に手を引かれながら散歩した遠い幼児期を思い出します。
長い煙管(キセル)を吸っていた明治生まれの祖父の姿も思い出します。
近くの商人町の河南地区には人知れず桜の木が咲いていました。青い空に桜を見ると日本人に生まれて良かったなぁと思います。
あとちょっとコースはそれますが、南部藩20万石の居城だった不来方城の盛岡城跡公園の石垣もおススメです。
東北随一と言えば会津若松城の石垣ですが、不来方の石垣もなかなか綺麗です。
奥州仕置きで来盛した、豊臣秀吉の家臣浅野長政が、仙台の伊達政宗に北から睨みを効かせるために、巨費と城づくりのノウハウをつぎ込んで作り上げたものなそう。
時に身を守るための、武具や城というのはその目的とは別に、美しさを伝えるのが不思議です。
石垣と月
不来方(こずかた)の
お城の草に寝ころびて
空に吸はれし十五の心
啄木
お散歩スポットのご紹介でした。
コロナが落ち着いたら皆さんも盛岡に遊びに来てください😉
今度は盛岡グルメなんかを紹介します。