自宅で首を吊ったらしいと。
ショックだ。鬱的な傾向は聞いた事があるけど、テレビでも時々見かけていたし、まさか自殺なんて。
でも、そのまさか、まさかの人が意外に死ぬ。
竹内結子もそうだし、沙也加もそうだ。
無念だけど、家族は自分を責めるだろうけど、自殺って止めるのが難しい病なんだ。
渡辺裕之は、昔、1986年の頃、昼ドラ「愛の嵐」のたけし役で知った。
目力のある小麦色の肌をしたワイルドな青年。
エミリブロンテの「嵐が丘」をモチーフにした悲恋のドラマ。
お嬢様のひかるとたけしは身分を超えて愛し合うが、運命のいたずらで引き裂かれ、紆余曲折の末、最後には結ばれる。
結構泣けました。田中美佐子とお似合いで
、たけしの渡辺裕之はとても素敵だった。
あれから40年近くの歳月が過ぎた。
渡辺裕之は原日出子と一緒になり、円満な家庭を築いていたはずなのに。
家庭云々ではない、仕事でもない、健康でもない、自分しか見えない奥深い悩みがあったのかもしれない。
国は自殺予防を叫び、メンタルヘルスの対策を講じているが、いのちの電話って、どうなんだろう。
見知らぬ人へ電話する余力があったなら、人は死ぬ選択をしないと思う。
悲しいけれど。