見出し画像

合言葉はヒュッゲ

映画「Lion〜25年目のただいま」

美しい感動。心洗われる映画でした。

舞台はインドとオーストラリア。
貧しい暮らしの働き手として、兄の出稼ぎに着いて行った幼い少年サルーを待ち受けた運命は過酷だった。

兄の帰りを待ち侘び、回送列車の中で眠りこけてしまったサルー。目が覚めた時にはたった1人、走り続ける列車の中で泣き叫ぶ。当然車掌も乗客もいない。
サルーの声と列車の警笛が悲しく融合し、観る者の心を締め付ける。

見知らぬ街に着き、サルーを保護した女の家でご飯を食べ身体を洗ってもらう。良い人に見えたけど、女が連絡した男はサルーの身体を見ていやらしい目つきに。
危険を察し逃げ出すサルー。
そして迷子として警察に保護され、収容施設に入れられる。そこでオーストラリアから里親が現れる。良かった。施設もかなりグレーなとこに見えたから、離れることが出来てラッキーだ。

インドから遠く離れたオーストラリアでサルーは大切に育てられる。なんと、ママはニコール・キッドマン。慈愛に満ちた、でも悲しみを背負う役柄でした。翌年には同じインド人の弟も兄弟となるが、その弟は発達障害?虐待後遺症?なのかパニックを起こし両親を心配させる。

25年が過ぎ、兄との思い出の揚げ菓子を見て、サルーは自分のルーツを探りたくなる。幸せに成長しても心の片隅に祖国にいる家族への思いがあった。

Google earth登場。近代技術だね。記憶を辿ってコツコツ調べあげ、祖国の我が家までの地図を手にする。

サルーが戻る事を信じて、母も妹も引っ越しせずに待っていた。その強い願いがサルーと家族を結び生還できたのだろうね。

これは実話だと言うから驚くばかり。
エンドロールでは、本物のサルーや養母、実母が出てくる。

お涙頂戴ものであったとしても、これが泣かずにいられるものか。

人生はドラマ、真実は語る。

絶賛です。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る