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合言葉はヒュッゲ

生業という山

ザ・ノンフィクションという番組は、マイノリティながらとても誠実な作り方をしている。

昨日は、「新・上京物語」というタイトルで、栃木の調理師過程のある高校から、浅草に本店を構える洋食有名レストランに就職した見習いシェフ達の奮闘を描いてた。

高校新卒男女と高卒後、調理師専門学校を出たばかりの女の子三人の姿をカメラが追う。

将来は自分の店を出したいという夢を持った彼、彼女ら。しかし、厨房仕事は思いの外キツく、地味な仕事であり、時間的にも拘束される。

レストランオーナーの大宮シェフは、昔の人気番組「料理の鉄人」にも出演したほどのベテラン凄腕シェフ。

その大宮シェフが経営するレストランへの就職は、将来を約束されると信じて奮闘する。
新人同期3人は互いに励まし、互いに競う好敵手。

賄い食を作るのに張り切って、朝から蕎麦を打ったりと。若い子達のひたむきさに思わず微笑んだ。

思うように腕を上げられず、悩み凹み、仕事を休んでしまう日もあるが、オーナーは仕事だけでなく、日常生活のフォローも怠らない。

普段の指導は先輩シェフに任せて、これという時には喝を入れ、そして励ます。

人を育てるって本当に苦労な事。でも育てた雛を時が来れば世界という大空に巣立たせる。
そこには大きな愛がある。

私も実は高校卒業後、料理人を目指した時期がある。

だから厨房の世界の厳しさも温かさもよく知っている。

まるで、自分の若い頃を見るように感情移入した番組でした。

ごちそうさま。

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