寅さんはお金もないのに、居酒屋で豪遊。そのカウンター席の隣に座っていた大手証券会社の課長と知り合い意気投合、奢ってもらった事をきっかけにまた一緒に飲みに行き、家に泊めてもらいます。
その課長の妻が大原麗子。控えめで美しい妻に惹かれる寅さん。ほんと惚れっぽいよね。
課長はバリバリの証券マンで、郊外に家を建てたため、早朝から満員電車で日本橋まで出社。帰るのは夜中で、家族と交流する暇もない。
そんな過酷な毎日に、ある日糸が切れたように呆然とし、遂に失踪してしまいます。
課長を必死に探そうとする寅さんは、悲しむ妻を慰め、親子を寅屋へ招き励ます。最後には課長を家へと無事に戻す。いつものお節介な展開です。
寅さんって、会社に縛られた経験も妻子を持った経験もないのに、不思議と人の心に響く言葉を持ってる。ほんと不思議なキャラだよね。
大原麗子は二度目のマドンナ。ほんとに綺麗で可憐な人です。
平成21年にギランバレー症候群という難病に侵され、悲しい死を遂げました。まだまだ活躍できたはずなのに残念です。