松田洋子のアトリエ絵リアル

松田洋子(マツダヨウコ)の絵画創作活動軌跡 ~ときどきポエムも登場します~☆⇒「麻生洋乃のライティング詩リアル」で検索

3月21日(水)から始まる「かわさき市民芸術祭<美術部門>」

2012-03-20 22:26:36 | 美術

第28回かわさき市民芸術祭<美術部門>は、明日、21日から開催されます。


絵画・写真・書・詩歌・華道・手工芸・茶道・フラワーデザイン・フラワーデザイン生花の展示です。

出品者は、川崎市総合文化団体連絡会に所属している団体会員の中からの各会推薦による会員です。

期間:3月21日(水)~25日(日)

10時~18時(25日は16時まで)

会場:アートガーデンかわさき 電話:044-200-1415 JR・京急川崎駅そばのリバークビル3F

★私は、『収穫祭(F)』30号を出品します。これは、2010年の麻生区文化祭美術工芸展に出品した作品を、

一部加筆したものです。題名の(Fとは、フランスのFです)


映画とコラボったらどんな作品を描くのだろう?

2012-03-20 17:24:12 | 美術

『天国の日々』、『ベニスに死す』、『家族の庭』は、最近川崎市アートセンターアルテリオ映像館で見た作品です。

この中から一つ、絵を描くための主題を取り上げるとしたら、やはり『ベニスに死す』です。

画面に描きたいのは美少年ではなく、美少年に心を奪われた恍惚の作曲家の姿です。

最初は上品な紳士と見受けられた初老の作曲家が、少年と会ってから恋に落ち、

少年なしには生きられなくなる。死んでもいいとまで思うほど、少年の美しさにおぼれてしまう。

作曲家は直接少年と接触することは一度もなく、想いがつのり、狂気に近づくような行動を起こしてゆく。

見つめたり、待ち伏せたり、あとをつけたりするようになる。

そして、ついには、少年への恋のために自ら若返ろうとさえし、ピエロのように顔には白いおしろいと口紅を塗り化粧をし、白髪は真っ黒に染め、ついに自分を見失ってゆく。いや、ここは見失ってゆくのではないかもしれない。何か別の、恐ろしいが究極の、やはり「愛」なのかもしれません。

芸術家の苦悩と恍惚は、いま、わたしにとっていちばん関心のあるテーマであるかもしれません。

ひそかに、次の大作は『映画』からテーマを取ろうかと考えています。