のんち部ろぐ

タケル&ワタル、元気に育ってます!
のんちも大きく育ってます!!

ごめん、おばあちゃん。

2019-12-26 | 徳島・実家関連

2019.忘れてた大きな変化。

ここ、何年かなぁ。5年くらいやろか、老人ホームに入ってたおばあちゃんが永眠しました。
春休みの帰省。お見舞いして大阪に戻った翌日の連絡だった。
わっちゃんの入学式終わりでとんぼ返り。お葬式の日はタケルの高校の入学式で晃とタケルは欠席した。


何年も前から私はもちろん家族のことをどんどん忘れていったばぁちゃん。
私は同居してたし、共働きの両親に代わって育児、授業参観、などなどを担ってたばぁちゃん。
いくら家孫とはいえケガをしないように、そして品行方正に育つようにと育ててくれました。ダメージ加工の服なんか着てたら「これで服買いなぃ」と大人になってからもお小遣いもらったり。

お嬢様育ちで、何というか育児も家事も役割として与えられた使命としてやっていたような気質の人で、いつも綺麗に身支度して、口うるさくて、でも一回も愚痴や悪口や文句を聞いたことがない。自慢も聞いたことない。怒るとこもほぼない。ボケ始めてからも気質は変わらずずーーーと穏やかだった。さぞやホームで愛されたろうと思った。

ばぁちゃんの煮物は格別美味しかった。お母さんが作った日には「これ、ばぁちゃんのちゃうで~」と文句言ったりした。
かぼちゃと玉ねぎとじゃがいもと糸昆布の煮物。

のんちゃんは聡が出来たとき聡の哺乳瓶をこっそり飲んだりしたから、2つ作ってあげたんでよ、とよく言われた。
あんなに世話になったのに全然恩返し出来んでごめんよ。
2019年の出来事で忘れててごめんよ。

そういえば。
(これも忘れてたけど)りんりんも夏の終わりに追いかけてったよ。
2人とも絶対天国やな。

お父さん、お母さんと愛犬をなくして散々な1年やったな。&癌。
いろんな出来事意外と1年周期で変わるから来年はいい年になるんちゃうかな。

そういえば、私、今年って4月1日生まれの人が一番運勢いい、って年初めに浮かれてたな。
以上をふまえるとどうなんやろ、って思うけど。
子どもたちは楽しい学校生活をおくれてるし夫婦ともに元気やったし、先日は銀行付近に落としたキャッシュカードを知り合いが拾ってくれるというラッキーもあったし、やっぱりツイてるかな。あと半月ラッキーがもっと飛び込んできますように。

師走の締めくくり。以上。


母の集大成

2016-07-30 | 徳島・実家関連



母の30数年の短歌の集大成の本が出来て送られてきました。

そういえば昔からたまに
「のんちゃんの歌、詠んだんでよ」
とか言うてくることがあったけど、毎月毎月送られてくる短歌の本をどれどれ、とめくることはなかった。
たまに少し興味が出て、どんなん?って聞いてみても???と全く心動くことがなかった。

それが何故か子供産んで、小学校に入りだしたころ急にやってみてもええかな、と突如思った。

考えると、それは母が短歌をやり始めた時期とも近いので不思議。

ということで、細々とではあるけれど私も今やっている。
40才から始めたので山本四十路。私のペンネーム。

母はつきぬけて適当で前向きな人間だ。
週に三回の透析が始まった時から私は母の死を覚悟しながら過ごしてきた。
しかし、しんどいしんどい言う割に小学校の養護教諭もこなしてたし、退職してからも病院に行く寸前までご飯の用意や畑で仕事してたりしてた。
おばぁちゃんの心配して、介護もして、お父さんの体も心配して。お母さんが一番に死ぬやろ言う話したとき「いやいや、この3人やったら私が一番長生きすると思う」って言うて家族を驚かした。
あんな元気で前向きな透析患者はみたことない。

検査でヘタクソな医者に胃カメラ?を失敗され食道に穴をあけられたとき、私や兄弟は怒り心頭、ただでさえ弱ってる人間になんてことしてくれるんだ、と一言もの申したい気持ちだったのに、本人は「誰にだって失敗することはある。自分でわかってるんやから責めたらあかん」と仏さんの境地。

その母がドナーからの腎臓移植が出来る、との知らせを受けたとき、私は泣いた。
結婚式も子供が産まれたときも嬉し泣きなどしなかったのに、嬉しすぎて涙が出た。嬉し涙が生まれて初めて出た。

腎臓移植を待つのには登録の申請と年間お金もかかるらしい。
それを母は10数年続けた。
私なら、どうせ回ってくるはずない、と途中で諦めただろう。
母が母であったから回ってきた奇跡やと思った。

移植するまでは、すればバラ色やと思ってたけど現実は少し違った。
体調は優れなかったし免疫抑制剤のためにすぐに肺炎をおこした。
移植後すぐに亡くなることも多いことを知った。

が、母はやはりタフだった。
半年、一年、そして二年とどんどん元気になった。

私が短歌の本を出すくらいなら腎臓移植の本を出し、それやったら売れるで、って言うたら「そんな過去の話は忘れたわ」やと。
びっくり。

過ぎたことは気にしない。前を向いて進んでいくのね。

ということで現在進行形。
念願の歌集ができあがったそうな。

おめでとうございます


お手本

2015-07-13 | 徳島・実家関連


素晴らしい本が届きました。
母の兄の80歳の記念に自費で作った歌集、そしてサプライズだというお祝いの言葉を綴った冊子です。

勿論、短歌もいいけれど感動さえしたのはみんなが書いた文。



家族、親戚、縁者の本当に愛情に満ちた文だった。
一人一人の心のこもったエピソード、みんなに想ってもらえるおっちゃんもすごいけど、これだけ人を想ってあげられる人が沢山いること、そしてそれが親戚いとこであることに誇りを感じられた 。

母方の仲の良さ、団結力には本当に影響を受けた気がします。
兄弟仲良く力を合わせる。
そして兄弟仲良く助け合える子供を育てる。
受け継ぐ、繋いでいきたいものです