私は自分の手が昔から嫌いでした。
掌が大きく、しわが濃くいっぱいあって手の甲もしわしわ、指はごつごつ。
昨日の夜、わっちゃんと「へそは臭い」という話をしていました。
私のおへそを匂おうとするので「やめて」と手で塞いだら
「ママの手がいい匂いやからおへその匂いがわからんやん」
って。
お母さんていい匂い。洗濯している匂いでしょ、シャボンの泡の匂いでしょ♪
じんわり暖かな気持ちになりました。
そういえば働いている保育所の0歳児、かずまくんも私の手が好きです。
手のしわをつまんだり骨をコリコリするのが癖でいろんな人にしますが、中でも私によく来ます。若い先生にはない皮膚感なのでしょう・・・
白魚のような手には憧れますが、どんな手でも我が子はいい匂い、って言ってくれる。
それだけでもう文句はないですね・・・
八百屋さんでお買い物してたらガタイの立派な金髪の兄ちゃんに
「わっちゃんのお母さん!こんにちは!」
と声をかけられました。
マスクを外してくれたけどピンときません。
すると「○○です」と。
ご近所で子供会が一緒だった子でした。
タケルより3つ4つ上だったか。
すっかり大人になってて分かりませんでした~
「たけちゃんも何年生になりましたか?」って。わっちゃんは中学校の通学路にその子の家があるので時々顔をあわせていたようです。
結婚したころ、自分が長年当たり前のように思っていた苗字が消えたことがすごく嫌だった。
子どもが産まれてからは○○ママとか。
晃の奥さん、とか。
そう呼ばれるだけでイラっとすることもあったけど、最近変わってきました。
たけちゃん、わっちゃんのオカン!お母さん!ママ!山本さん!!
そんな風に呼ばれるのはお母さん、そして山本典子としてしっかり根付いてるなぁ、と嬉しくなるのです。
最近45歳になりましたが、本当に年の功。その歳にならないと分からないことが沢山あります。