2017/12/3 朝日ネット（3834）

配当利回り3%台を維持している朝日ネットの17年3月期決算です。 中堅ISPで、インターネット接続サービスの他に教育支援サービスも提供しています。 ASAHIネットの会員数は前期比+0.4万の59.1万IDとなった一方、「manaba」は+10.6万の59.7万IDとなりました。 売上高は7.1億円増加した一方で、売上原価は7.0億円、販管費は0.5億円増加しました。 その結果、売上総利益率は37.8→34.9%、営業利益率は16.6→14.9%に悪化しました。 ネットワークの品質改善投資で利益率は悪化していますが、IDが堅調に増加しているのは安心材料です。 資産は、現預金が20.4→42.2億円に増加しました。 一方では、投資有価証券が44.0→22.0億円に減少して、機械及び装置が3.1→8.8億円に増加しました。 負債は、今期も長期借入金を含めて有利子負債は見当たりません。 80%台後半の高い自己資本比率を誇ります。 8.2億円の資産取得を実施しているとは言え、40億円超のキャッシュレベルを維持しています。 配当と自社株買いを合わせて+1.4億円となる6.8億円の株主還元を実施しています。 地道にストック型ビジネスを展開しております。 派手さは無く値動きも小さいですが、そろそろ注目されても良いのではないでしょうか。