昨日、久しぶりに横浜中華街に行ったので、帰りがけの駄賃か。
馬車道まで歩く。 最近歩き方が遅いので30分弱かかる。
そこの入り口にある泉平。 創業以来185年いなり寿司と海苔巻き、そして太巻き専門。
これだけで長い間営業できるのですから凄いです。
勤務地が横浜市の外れでしたので、遠征範囲、時々買ってました。
そして伊東に研修施設があったので帰りに食べた伊東駅駅弁のいなり寿司。
駅弁の祇園、こちらも70年の歴史が。
こっちも食べれば地震前以来だ。 春の18切符で行ってみるかな。
さて、1000円になっていた まぜ。
このデザインも昔から。
というか私が買い始めた40年ぐらい前からこんなもの。
非常にシンプルなデザインです。
開けてみよう。
いなり寿司4つとのり巻き4つ。
いなり寿司はだし汁が移りますからフィルムでまいてある。
酢飯は昔から強いです。
防腐剤などを使っていない、というか昔は使いようが無かった。 その頃からの食品保存の知恵か。
で、まぜ という名で売ってます。
一般的には助六ですね。
この助六の由来、話は歌舞伎演目の助六所録江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)にたどり着く。
曾我兄弟が敵討ちで江戸の町に潜んで敵を探していた。 弟の曽我五郎時致が、花川戸の助六という侠客となって、源氏の宝刀をさがしている時に遊郭三浦屋の傾城、揚巻と恋仲になっていくという……。
はい、ここからは江戸地口。
遊女揚巻です。
あげとまき…
あぶらあげとのりまきを併せ持っている。
だからいなり寿司とのり巻きの組み合わせは助六です。
ちなみにのり巻きの中のかんぴょうはお軽なんて言い方も。
こちらも歌舞伎ですね、お軽勘平。
勘平とかんぴょうが似てるからですかね。 勘平がかんぴょうを煮てるのですかねぇ。