1年半前にこんなこと書いてます。
7月16日は盆の藪入り、丁稚さんが休みをもらえる日、ただ3年ぐらいお勤めしないと自宅に帰らせてもらえない。 里心がついちゃうかららしい。
それと嫁いだ方が大手を振って実家に帰れる日。
一方でこの日は閻魔賽日と呼ばれ、この日になると獄卒は仕事を休み、亡者も骨休みができる日とされていました。 そして、藪入りの日にあたるこの日は、多くの人々が縁日に出かける日、7月16日は正月の藪入りとともに人間だけではなく、地獄のお休みでもあったんですねぇ。
ということで地獄ツアーはともかくとして、寛大なお裁きを今のうちにお願いに。
東京三大閻魔というのがありますが、それには含まれていない足立区の北千住駅から徒歩4分の場所にある、「勝専寺」。
本堂はインド寺院を模したという個性的な形状が特徴の寺院です。
閻魔開きという毎年1月と7月の15日・16日には閻魔像が開帳されます。
お詣りに来た人々は、閻魔堂の前に線香を立て、その煙を体に当てて病気の治療を祈願します。
普段は閉ざされている門も、この期間のみ開かれます。
例年ですと多くの屋台が立ち並びますが、このご時世、今回は寂しく御開帳のみでございました。
内藤新宿・大宗寺の閻魔像は隣に奪衣婆がいますが、こちらにはいませんので該当者は自発的に脱ぎなさい。