マテーラは、「サッシ」と呼ばれる石灰岩に穴を開けて作られた家(洞窟住居)。石灰岩に掘られた横穴式住居の上に家が建てられ、そのまた上に家が積み重なり、岩山と家々が渾然一体となっている。
このサッシのおいたちは正確には不明で、8世紀から修道僧が住み着き、また旧石器時代の出土品も発見されているため、かなり古くから人々が住んでいたといわれている。
その後、長らく小作農民の住居となり、貧しさとして見なされ、廃墟と化していった。後に政府が保存に乗り出し、人が戻り始め、現在は洞窟住居の7割に人が住んでいる。またサッシを利用したホテル、オフィス、レストランも開業した。1993年世界遺産登録
翌朝街並みを改めてみて新参者が地図と住所だけで目的地のホテルにたどり着くのは無謀であることを悟った。
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