三味線を教えて居る本木さんと藤田さんのご主人が同じ時期に前立腺癌に
成った、病院は別だが両人とも手術をして袋をぶら下げる様だ、なんで
知り合った人が次々とガンに成っていくのだろう、船田さんも抗がん剤が
効いてると言って居たがガンの方が賢くてまた薬が効かなく成ったと聞いた
本木さんのご主人は老人会のゴルフも一緒にして居たので私達三味線仲間が
先に聞いたが内緒にして居たのにゴルフ仲間にも広がって居るので可笑しいと
思って居たら本木さん（奥さん）が自分で皆に内緒だと言いふらしている様だ、
それなら何の為に私達に内緒にしておいてと言ったのだろう。
振り込みに行き帰りにたたみ屋さんの奥さんに逢って立ち話をして居たが
この頃は畳の部屋が少なく成って来たので生活が厳しいと言われていた
よっぽど大きな自営業者は別で私達の様な家族で頑張って居る自営業者は
儲かってため込んでいる事も無いので国民年金だけに頼るしか無いと言われて
いたが何処も同じで安い賃金で仕事をして夫婦二人の高い国民年金を払って
貰うときは少なくて会社勤めの奥さんは旦那が亡くなると沢山の遺族年金と
自分の国民年金が貰えるけど国民年金は主人が亡くなるとハイそれまでよで
打ち切られて自分の年金しか貰えないので子供の援助で食べているが若い時に
働かないで年を取ると生活保護を貰って居る方が国民年金者より金額が多くて
待遇が好いのは納得いかんなと女二人が政治批判をして嘆いていた。
昼から三味線を教えだして７か月目の藤田さんに行き練習をしようと思って
居たらご主人がすーと席を立って台所に行かれたので何でと聞くと余り人と
話しすのが苦手なので好いのやと言われた、何か気に成ると思いながら
坂本九ちゃんの上を向いて歩こうを教えて居たらご主人が新聞を取りに入って
来られたので、ここで一緒に練習をするのを見て下さいと言ったらニコッと
好いんですかと言われてソファーに座られた、さーあんたも気合を入れて練習を
せなご主人が聞いて居るのやからと言いながら４時まで練習をしたら一人でも
弾かれる様に成って来たので教えがいが有るので嬉しい、ご主人の顔を見てら
嬉しそうに奥さんの顔を見ていた、お茶を飲みながら健さんの思い出話に花が咲いた。
日頃余りテレビを見ないのに戦争の従軍看護婦のドラマをして居たので９時から
最後まで見たら1時を過ぎていた、何時も遅くても11時には寝るのに好く目が開いて
居たと自分でも感心する、でも久々に好いドラマを見た、翌朝、退院した妹の
則子の入院証明書を取りに病院まで歩いて行って来た、暑くなってきてクーラーを
掛けたら膝ぼしが痛いので歩く様に心がけている、歩きながら何かあくせくと動き
回る自分に気が付いてハムスター見たい、馬鹿じゃなかろうかと思いつつ昼からの
三味線の練習に気合を入れる自分がまた居る、人の世話ばかりして矢張り馬鹿かな。
日曜日に青田さんと練習していたら抗がん剤治療で入院している船田さんから
連絡が有り今度の抗がん剤が体に合ってご飯を食べれる様に成ったので
明日退院するけど河井さんのご主人が亡くなってみんなでしたご香典をうちの分を
立て替えてくれて居るからまた公民館に持って行くと言ったので暑い時に来なくても
涼しく成ってからで好いよと言い、抗がん剤が効いて好かったな、しばらくは無理を
せずにゆっくり休んでと言ったが船田さんのお見舞いをしてないけど一週間位だから
みなも何も言わないので今回は気持ちだけでしないで置こう。
