スマホで撮影するようになり、画像の取り込みがうまくいかなくなり想像以上に大画面になっているのを調整するのがわずらわしい・・・。まあ、そこは気を取り直して書くっきゃないかと励まして!
今日のメニューは大ベテランのAさんの考案で、冬瓜やゴーヤーは会員からの差し入れです。
うなぎのひつまぶしは鰻が少量で済むので鰻が苦手な人にも喜ばれる経済的なメニューです。琥珀かんは、煮て溶かした寒天に砂糖や水飴などの甘味を加えて固めた夏の和菓子の定番、こちらはAさん手作りの一品。
お客様は後期高齢者の方がほとんどでキャンセルが相次いだ。具合が悪くて食欲がないSさん、急に入院が決まったOさんなど。替わりに孫ちゃんのお世話で県外に借りだされたスタッフのMさんがご主人のお弁当を注文してお互いに援けあい。
調理室に、長年お弁当を食べ続けて下さったSさんの娘さんがご挨拶に来られる。Sさんは母と同年齢で15年以上も私たちのお弁当を楽しみにして下さった明るいおばあちゃま。最近、お話が通じないことがあって不可解だったが、ついに入院されることになったという。初めて御目にかかる娘さんは目元がお母様そっくりで背がすらりと伸びた方だった。「Sさんは○○さんのお母さんだったの?」と、子供が部活で一緒だったとスタッフが今更ながら気づき驚く一コマもあった。
配達時に車椅子で一人で暮らしているHさん宅を回り、ワクチンの副反応で長く微熱と下痢に悩まされたと語られた。自助力を活用するという名目の下に、ヘルパー制度が変更されて長くはない。彼女らはそのあおりを受けて30分刻みでしかヘルパー制度を利用できなくなってしまった。しかも、ヘルパーは食材を刻むまでは許されるが一品を作るのは許されない。ヘルパーさんが来ない日は、生協の配達員にコンビニでお握りを買って来てもらいしのいだそうだ。夜に寝られない時は何のために自分は生きているのか分からないと話される。そんな話を聞いて昨夜はなかなか眠れなかった。