土用の丑の日を控えて鰻といきたいところですが、私たち弱小ボランティアグループ・七つ星の低予算では到底無理な相談。ということで、主菜は恒例のもどき蒲焼きにして、本物の国産鰻はう巻き卵で気持ちだけ味わってもらいました。ウナギの偽物という言い方はノンノン。精進料理に野菜を肉や魚に見立てて調理する「もどき」という文化があります。食材を工夫して安価でおいしく作る。作る方も食べる方もこれ何だろうと楽しいのです。
鰻もどきの作り方
しっかり水切りした木綿豆腐に長芋のすり卸したのと歯ごたえを残して粗みじん切りを加え、つなぎに片栗粉を入れて混ぜる。その豆腐のタネを適当な大きさに切った焼き海苔にのせ油で揚げる。揚げたてを鰻ダレにつけて取り出すといった手順です。鰻の苦手な人も食べられますよ。
冬瓜が手に入るかと心配しましたが、JA野菜市で小ぶりの冬瓜まるまる1個を100円ほどで売っていました。まだ産毛を残した瑞々しい冬瓜に感謝して包丁をいれましたよ。
お料理しながら「冬瓜の旬は夏なのにどうして冬瓜なの?」の素朴な疑問が湧いてきました。先輩主婦、お姉様がばっちり答えてくれました!「日持ちが良く、冬まで保存しておけるから冬に食べる瓜」だそうです。
盛り付けで海苔の部分が真っ黒一辺倒になってしまっている?! 私は反対側の面も交互に入れて粉山椒もふったら、よりそれらしく見栄えが良くなると提案したのですが、消沈!