4699.~教科書を味わう~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「好奇心をもって、」(5月7日)
おはようございます。朗豊ゼミナール三鷹教室の井上です。
小6のNくんは、国語の単元に掲載されていた、森 絵都さんの作品「帰り道」の学習に興味津々といった表情で取り組んでいました。
講師が作品の感想を尋ねると、
二人の登場人物がそれぞれの目線で切り替わって描かれているストーリーに関心を持ったそうです。
更に今までに目にしなかったという主人公が二人である構成に、強く惹かれたようです。
Nくんは、こういう作品が他にもあるのかなと聞いてきたので、講師が紹介することを伝えると、目を輝かせました。
好奇心を持って取り組む生徒さんの姿を見ていると、これこそ理想的な学習態勢だとあらためて思います。
また、生徒さんにこのような姿勢を持たせる作品にも感謝したいですね。
さらにNくんは、「この作品から、ストーリーを色々な切り口で眺め、読むことを覚えた」と言います。
まだまだ、“読まなきゃいけないの?”、と国語の文章に本腰の入っていない生徒さんも見かける中、
今後のNくんの動向に注目していきたいものです。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Nくん、読み込みが深いですね。登場人物の心理の機微もよく把握していますね。多くの場合にありがちな、読解ワークのための読み込みとは質的に異なり、作品を味わう域、もしくは作品探求の域ですね。講師と、文学を大いに楽しめそうですね。