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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

520.子どものかんしゃく

520.子どものかんしゃく
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 
 「子どもがかんしゃくを起こしたとき、叱ってはいけないのですか?」という質問がありました。

 子どもがかんしゃくを起こして、暴言を吐いたり、乱暴なことをしたら、
 ・・・叱りたくなりますよね。

 でも、何て言って叱ったらいいのでしょう? 
 「そんなこと、言ったらダメでしょ!」
 「なんで、そんな乱暴なことするの?!やめなさい!」

 しかし、この叱る言葉で、子どもの行為はますますエスカレートします。
 さもなければ、叱られて怖いから、そのときは止める、ということがあるかもしれません。

 でも結局は、解決になっていませんね。

 暴言や乱暴がいけないことであるのは、子どもは重々わかっているのです。でも、どうしても押さえきれないものがあって、それを爆発させてしまったのがかんしゃくです。

 もしかんしゃくを起こしたら、やさしく無視するか、言葉を介さずに身体的な触れ合いを持ってなだめることが最良でしょう。言葉をかけるとしたら、
「どうしたの?だいじょうぶよ」
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」という静かな言葉がけでしょう。

 叱る言葉を投げつけることは、火に油を注ぐようなものです。却って、「気に障る」→「かんしゃく」という脳の回路を強め、太くしてしまいます。

 叱るよりも言葉少なめになだめて、かんしゃくを起こしている時間を短くすることが良策でしょう。そして、「気に障ると爆発させる」、という脳の回路がだんだん閉鎖されていくように仕向けていくことです。

 言葉の理解度の高い子どもの場合は、落ち着いたらやさしく言葉で諭しましょう。
「先生は(お母さんは)、さっきこうやろうと思ったんだけど、あなたはどうしたかったの?」
「そう、でも、こうにもできるでしょ」
「あなたが、そうしたかったのなら、~~~とお話してね」・・・と、
 かんしゃくを起こしたときのことをやさしく冷静に振り返らせましょう。
 そして、どうすればよかったのかを教えてあげましょう。

 こうして、別にかんしゃくを起こさなくても良かったんだ、という経験を積み重ねさせていきましょう。

 いかがでしょうか?こにょうにして、かんしゃくを起こすという問題行動を少しずつ弱め、やがては0に近づくように、繰り返しはたらきかけていきましょう。
  

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造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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