4683.~SSTとして~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「生活課題、さまざまな場面~」(4月18日)
おはようございます。エレファース所沢教室の増原です。
支援学級から普通科高校へ進学されたN君も3年生となられました。
卒業後も将来を見据えて様々なスキルを学ぶことを希望されています。
特別講習では数学の予習に加え、実生活に即したワークに取り組みました。
英数の定期テストはいつも平均点を上回る高得点を維持しているN君ですが、
調理材料の増減、レストランでの割り勘、レンタルや宅配便の料金表の見方、
さらに仕事の分担や段取り等、経験のない問いには最初戸惑いが見られました。
しかし、説明やヒントを減らしつつ、回を重ねていくことで理解が深まっていきます。
同シリーズの国語のテキストにも、電話のかけ方や上手な断り方、メールの注意点など、
身につけておきたいことがまとめられています。
自ら状況や理由を説明できることを目標に、音読、話し合いを交えながら学んでいます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
教科学習とはまた別に、生活課題へのアプローチの積み重ね。将来の社会参加に向けて欠かすことのできない分野ですね。ブログに挙げられた一連の課題を見ると、日頃何気なくクリアしているように思われることではありますが、それらを一つひとつ確認していくことが必要です。経験の無さや理解のずれは、すぐにコミュニケーションロスにつながってしまいます。これも積小為大、SSTの一環として確実に一つずつ学習を積み上げていきましょう。