4630.~「好き」と「必要」で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「自力で読解」(2月16日)
おはようございます。越谷教室の田中です。
中1のS君の吹奏楽部は全国大会出場レベルの強豪校。
文化系ながら、練習時間は運動系顔負けの量です。
週1回の部活休みの日に通室されていますが、
自宅では疲れてしまいなかなか落ち着いて復習することは難しい様子です。
また、以前に学習に関してネガティブな感情を抱く経験もあり、苦手な国語読解の力が伸び悩んでいました。
それが最近、読解力が伸び始めているのです。
楽しそうに取り組む時間が増えてきました。
お母さまにお伝えしたところ、
「部活でしょっちゅう渡される練習内容や注意事項等のプリントを、嫌でも自分で読んで理解しなくてはならないからですかね?」とのこと。
学校の他の場面では、S君にわかりやすく説明するような配慮が多々あるようですが、毎日のハードな部活練習では皆そこまでできる時間がなく、なんでも自力でやらなければなりません。
S君は部活が大好きなので「何としても皆と同じようにやっていきたい!」と頑張っているのでしょう。
ここに大きなヒントをもらえました。
「プリントファイルに増えていくプリントを見ての達成感」は、S君のやる気を起こすには少し物足りなかったとしたら・・・
いただいたヒントを基に、新たなアプローチ方法を考えていこうと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
S君、部活中心の充実した毎日のようですね。部活で必要なプリントなら一生懸命読むのですね、すばらしい。「好き」と「必要」の両方の動機づけが揃って、実力を発揮!実は教室での積み重ねがそこで物をいった、つまり培われてきた読解力が活躍し始めたのでしょう。楽しく読解学習に取り組めるようになられたのは、何よりです。