3861.~感性、技術を支える~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「夏期講習をとおして」(9月4日)
おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。
春・夏・冬。
学校の長い休みは、教室では出会いの季節になります。
この夏も、夏期講習をとおして何人もの生徒さんと初めての授業を行いました。
それまで教室でなんども顔をあわせていても、なんども挨拶をしていても、実際に1時間以上の授業となると生徒さんも講師も緊張します。
自己紹介を兼ねた何気ない会話から授業がはじまります。
かつて担当していた生徒さんと、久しぶりに授業を行うこともあります。
担当が変わってから、たとえ数か月しか経っていなかったとしても、以前とおなじ授業の進め方ではうまくいかないことがあります。
生徒さんの数か月の成長を喜びながら、講師は急いで授業の軌道修正をします。
隣のブースから、ふだん担当している生徒さんの声が聞こえてきます。
いつもとは異なる講師との授業で、緊張しながらもはりきっている様子が伝わってきます。
他の講師とのやりとりから、担当の生徒さんの新たな面を知ることがあります。
ふだんの授業に取り入れるべき課題が見つかります。
秋になり、学校がはじまりました。
生徒さんたちの夏の宿題は終わりました。
講師はこれから、夏のあいだに見つけた自身の課題と向き合うことになります。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「出会い」・・・。そうですね、長期休暇の講習にていろいろな出会いがありますね。授業での生徒さんとの対応において、“出会い”を感じるというその感性、講師にとってとても大切です。それは、生徒さんを決めつけないことでもありますし、自身の方法を見直し、自身を変容させる柔軟性を持つことでもあります。常に授業の方法を省み、生徒さんに適う方向性を見出す、こうした講師の技術を支え、より習熟させる基にあるのは感性です。