発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3482.~伝える~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

※4月13日より、オンライン授業を開始いたしました。

 ~今日のElephasブログ:「“こそあど言葉”の答え合わせ」(6月8日)

おはようございます。武蔵境教室の伊藤です。

これはなんて読むんですか」

こっちの計算では…」

どっちにしようかな」

オンライン授業をしています。

パソコン画面の向こうから、生徒さんの「こそあど言葉」が聞こえてきます。

生徒さんと同じ教材が講師の手元にもあるため、

生徒さんが何について話しているのか講師もすぐにわかります。

でもあえて、

「どれのことだろう? 先生からプリントが見えないから、もっとくわしく教えて」と促します。

パソコンのカメラにプリントを近づけて、指差しで示す生徒さんがいます。

「りんごの絵の…」「右のページの上から…」と言葉で説明する生徒さんがいます。

「(講師への伝え方が)わからない」と言う生徒さんもいます。

ときどきは、「おかーさーんっ!」といった声も聞こえてきます。

「ありがとう。この問題のことだね」と講師は、生徒さんとは異なる方法で該当箇所を示します。

たとえば画面で示した生徒さんには言葉で、言葉で伝えた生徒さんには画面で、「こそあど言葉」の答え合わせをします。

「わからない」や「お母さん」と言った生徒さんには、

「わからない…、でも先生にはその気持ちがちゃんと伝わったよ」などと話しながら、

画面と言葉で「こそあど言葉」の答え合わせをします。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

相手には見えていないものを、どのように伝えるか?言葉を使って、又は動作で、又は助けを求めて、又は示し方が分からないことを講師に伝えて、・・・それぞれに工夫していますね。期せずして、コミュニケーションの学習が成立。SSTですね。そのベースにあるのは、“先生に伝えよう””伝えなくちゃ“という生徒さん方の”思い”です。つまり、動機付けです。それがなければ、伝えるという行為は生じません。日頃の対面授業で培われた講師との関係威性がこのような時に明確に表れます。オンライン授業については、臨場感がないとか、年配の教師は不慣れであるとか、用意に手間がかかるとか、どちらかというとマイナス面が報じられることがありますが、オンラインならではの面白みもいろいろと見つかるものですね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース)

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