4314.~同じ目線で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「調べ学習」(2月13日)
おはようございます。武蔵境教室の塩谷です。
Kくんは公立小学校の4年生です。
Kくんが通う小学校では調べ学習が行われます。
先生がテーマを児童に伝え、それについてグループもしくは個人で調べて意見をまとめます。
Kくんは自分の意見を持ち、物事を的確に捉えることができますが、
強いお友達に押されて積極的になれなかったり、
またどのように調べてまとめていくのかわからなかったりということがあります。
1月の課題は、社会科で東京の伝統工芸について調べることでした。
Kくんは『東京本染ゆかた・てぬぐい』を選択しました。
講師も知らないことでしたので、Kくんと同じ目線で好奇心を持って二人で調べていきました。
最大の特徴は『注染(ちゅうせん)』という伝統的な技法でした。
土手を作って色を入れる作業を動画で見て、とても楽しそうでした。
元気で好奇心旺盛なKくんが、これからも、調べて分かることは楽しいと思えるように、
自然と興味が向かうように授業を進めたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
「Kくんと同じ目線で好奇心を持って」、この姿勢がとても良かったですね。これこそ、調べ学習の“方法論”の伝授です。テーマを選択し、“なんだろう” “なんでだろう”と疑問を持ち、調べ、発見し、知を深め、驚いたり、感心したり、更に疑問を持ったり、・・・このプロセスこそが調べ学習の真髄ですね。2人で行えば、共感性も育まれます。