1877.～成果を知る～

1877.～成果を知る～
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの　個性と可能性を伸ばす！」： 造形リトミック・発達支援教室 Elephas（エレファース）

　発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
　それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

　・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
　


◇ワンポイント・メッセージ◇

～Ｅlephasブログ『待合からハミングが』（４月22日）
・・・１時間早く来室され、ひとりで待合で待つことになってしまったＫさん。不安にならないかと心配でしたが、
なんとブースから流れてくる曲に合わせてＫさんのハミングが聞こえてきたのです・・・。

Ｋさんは、十数年間教室に通われている生徒さんです。
この間に繰り返し聞いた曲が、体に浸透していたのですね。
１時間後、授業のはじまるときはニコニコ笑顔だったそうです。

（Ｋさんとは異なりますが、）
自身から、言葉を発したり、描いたりすることの少ない生徒さんの場合、学習の成果が見えにくいことがあります。
その場合は、まず抵抗感はないかという段階から始まり、仕草や表情、発声などの反応から
提示しているもの（こと）が情報となり得ているか、楽しめているか、と順を追って評価しながら、学習を進めていきます。

時に、何か微妙な反応の折に「ちゃんと、入っていたのですね」と親御さんと顔を見合わせて喜べることがあります。
この境地にたどり着くプロセスでは、先述の段階をしっかりと把握しながら指導を進めていくことが講師には求められます。
「これでいいのか」と不安が先行してしまっては、届くべき情報も届かず、楽しめないものとなってしまいますから・・・。


Ｋさんについても、いつもとは違うシチュエーションのおかげで、思いがけず学習の成果とＫさんの成長を知ることができましたね。



造形リトミック研究所
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