129.東京タワー(1)
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所
昨年50周年を迎え、12月に50才になったばかりの東京タワーに行ってきました。50年の間に「少しずつ変貌を遂げてきた」とありましたが、どことなく50年前の空気がまだ漂っているような独特な感がありました。特にタワーの下の4階建てのフットタウン。レストランの趣やメニュー、蝋人形館やトリックアートギャラリーなどのアミューズメントには、どこか昭和の色が残っています。はとバスや団体さんもそんな雰囲気を作り出す演出に一役買っているのかもしれません。
それに引き換え、地上150メートルの大展望台はまさに360度の大景観で、現代の大都会東京をはじめ、東京湾、富士山や筑波山が見渡せます。
さらに100メートル上の特別展望台では、不思議な太陽光の中、風景がいっそうくっきりと見えるような気がしました。六本木ヒルズ、ランドマークタワー、世界貿易センタービルなど、よく知られた超高層建造物の間には無数のビル。まるでビルの海です。それらが、光の中でひとつひとつ輝いて見えます。現実なのか絵なのかと錯綜するような光景でした。
さて、ほぼ半日の東京タワー体験でしたが、生徒さんと一緒だったらこんなふうに楽しめるな、と思われることがいろいろありました。
1)まず、驚きや感動を共にしましょう:共感性・ことばを育てる。
2)高さ333メートル、地上150メートルの大展望台、地上250メートルの特別展望台:面白い数の要素がたくさんあります:生きた数の獲得。
3)展望台からの風景と景観図とを照合してみましょう。
4)方角の学習をしましょう。
5)入場料など、予め用意して自分で支払いましょう:お金の学習
今週は、これらについてひとつずつお話して行きたいと思います。
おまけ1:東京タワーは、5年に一度ペンキの塗り替えをするそうです。下塗り、さび止め、上塗りと3回塗り。塗っている最中に風でペンキが飛ぶのでしょうか、フットタウンの屋上にはペンキが飛び散っていました。リアルですね。
おまけ2:昨日のように風が強いと、特別展望台(地上250メートル)は揺れているのが感じられます。こわかった。「これ、揺れてますよね!?」とタワーの係の方に尋ねたところ、「揺れてます!!」「もっと風が強いときは、展望は中止となります。建物自体は大丈夫ですけど、お客さんが船酔い状態になりますから・・・」とのことでした。たかーい空の中、地に足が着かない、というのは何とも不安なものでした。
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