3180.~遊びを通して~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「算数、お家でも実践」(6月18日)~
おはようございます。武蔵境教室の大竹です。
小学2年生のHちゃんの授業では、パソコンを使ってお金の学習をしています。
1円、10円、100円、ある時Hちゃんが「1000円は?」と言ってきました。「ごめんね、1000円はパソコンにないんだ」と伝えたものの、Hちゃんはパソコンに入っていなくても全く気にしない様子で数えだしたのです!「1000円、2000円、・・・」、すかさず講師もHちゃんの声に合わせて一緒に数えました。
数えながら(講師も)「すごい!上手!そうだね!」と自然と合いの手が出ます。「・・・9000円」まで来た後、Hちゃんは「10千円」と自分なりに考えた数え方を言いました。
「おしい!次は“1万円”」と教えると、「いちまんえん!」と、ここもまたHちゃんの中にすーっと入っていきました。
授業後には、Hちゃんが自ら1000円、2000円・・・と数えられたことをお母さまにご報告しました。ご自宅でも貯金箱にお金を入れるなど、お金の練習を重ねているとのことでした。
エレファースでの学習とご自宅でのトレーニングが相乗して、Hちゃんの学習に素晴らしい効果が見られた忘れられない日でした。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Hちゃん、楽しそうですね。1円、10円、100円、ときたら、次は1000円、と自然につながってくるのですね。私達も幼い時を振り返れば、数のしくみを正確に理解する前から1~10まで唱えることを覚えました。数え歌が、その良い例です。動作と歌を同調させながら、数を体得していきます。数はまず日常で体験しつつ、殊に幼少期は遊びを通して獲得していくものです。Hちゃんもこうして、より確実に数概念を獲得していかれることと思います。