発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3930.~日常の課題から~

3930.~日常の課題から~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「電話連絡」(11月24日)

おはようございます。越谷教室の田中です。

就業技術科1年のA君は日々の勉強をこつこつ頑張り、毎日楽しそうに高校生活を送っています。

3日間の実習も2回終わり、年明けにある3回目がどこでの実習になるのかを楽しみにしています。

また陸上部では、先日の都の大会で自己ベストタイムを出せたと喜んで報告してくれました。

ある日、部活動で教室の時間に間に合わなさそうだと判断して、教室へ自主的に電話をかけてこられました。

しかし、出てみると、

「部活で学校に(を)出るのが遅れてしまったので、少し遅れます」と言うだけです。

こちらが「あなたのお名前は?」と伺うと、

「Aです」と返答。

こうした報告も、学習の一つととらえ、その日のうちに練習しました。

「誰が」「どのような理由で」「結果どうなるのか」を言う練習です。

今ではバスの遅延等で教室に来るのが遅れそうなときは、しっかりと主語も入れて、

「到着が~分になりそうです」と言えるまで電話連絡ができるようになりました。

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

学校の課題の他に、日常からいろいろな課題を見つけることができますね。電話連絡も、その一つ。A君は、遅れそうな時には電話連絡するという意識はしっかりと持てている、そして実践するところまでできている。課題はその伝え方、“名乗る”という点ですね。課題が明確ですから、対策も立てやすいですね。就労に向けて、一つひとつクリアしていきましょう。A君のすばらしいところは、意欲とその積極性ですね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース) 

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