3565.~小さなひと工夫で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「英単語、分解すると」(9月11日)
おはようございます。府中教室の井上です。
ある高校生と英語の学習をしていたときの一幕です。
彼は、英文読解で次の英単語を見て立ち止まりました。
understandable
「どういう意味ですか」と聞いてきました。
すぐに答えようとしましたが、それでは彼の思考力を伸ばすことはできません。
それで、次のように英単語を分解気味にスラッシュを入れて示しました。
understand / able
彼は、「たしかunderstandは、理解する という意味ですね。そしてableは、できる という意味だから、ひょっとして 理解できる という意味ですか?」
「そうだよ」と講師は言った後、「これでもう忘れないよね」と続けて言いました。
彼は暫く唖然としていましたが、一見、難しいと思った英単語が、二つに分解したとたんに意味がわかったことに「面白い」とつぶやきました。
「他にも分解して意味が取れそうなものってありそうですよね」と話す彼は、楽しく勢いに乗った感じでした。
彼に、「これが勉強なんだよ」と言いました。
彼は、「勉強って楽しいものなんですね」という言葉で返してくれました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
「勉強って楽しいものなんですね」、生徒さんからこんな言葉が飛び出して来たら、もうしめたものですね。講師のほんの少しの工夫で、学習の楽しさを体験させてあげることができます。そんな体験の積み重ねで、本当の学習の楽しさを体得していきます。日々の小さな工夫、それが有るか無いかで結果は大きく異なってきます。講師の皆さん、常に感覚を研ぎ澄まして、クリエイティブに授業を進めましょう。しかも、講師も楽しみながら。