「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック教育研究所
9月になって、夜は秋の虫が盛んに鳴いています。
教室も新学期、「人」を描く学習と共に、「人」の成長について学習しています。
赤ちゃん・子ども・お兄さん・おじさん・おじいさん
赤ちゃん・子ども・お姉さん・おばさん・おばあさん
「○○くんは、この中のどれ?」の問いに的確に答えられるでしょうか?
・これらの言葉自体を知らない、ということもあるでしょう。
・これらの言葉を、「お父さん」「お母さん」と同様に固有名詞的に認識している、ということもあるでしょう。
・年齢と何となく対応しているこれらの言葉は認識しにくい、ということもあるでしょう。
・問いの意味が把握できなくて答えられない、ということもあるでしょう。
・自分の年齢や、相対的な在りようを認識していない、ということもあるでしょう。
最初の4つは、学習の問題です。言葉を知らばければ、教えてあげればいい。1対1対応ではない言葉が苦手だったら、具体的に教えてあげればいい。問いの意味が分からなければ、別の角度から尋ねてあげればいい。
しかし5つ目は学習の問題ではなく、「生きかた」の問題です。社会の通念にさほどこだわる必要はありませんが、ある程度、子どもは子どもらしく、お兄さんはお兄さんらしく、おじさんはおじさんらしく・・・。そんな観点も、時には意識してみましょう。一人ひとりの独自性は、その上に求められます。
成長には、そのステージ、ステージでの楽しみや喜びがあります。
・楽しみや喜びがあるから、いきいきと生きることができます。
・楽しみや喜びがあるから、努力することができます。
・楽しみや喜びがあるから、時には我慢することもできます。
・日々努力し、時に我慢もするから、自信や達成感も生まれます。
・自信や達成感を得ているから、他者も見えてきます。
赤ちゃんから子どもへ、子どもからお兄さん、お姉さんへ・・・周りの者たちもお子さんや生徒さんへの意識と対応を変化させていきましょう。
教室でも成人して就労している生徒さんが多くなってきました。それぞれの年代をいろいろな可能性を持って、いきいきと生きてくれることを心より願っています。幼少の頃からの学習の積み重ねも、そこにつながってこそ意味多きものとなるでしょう。
造形リトミック教育研究所
>>ホームページ http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール info@zoukei-rythmique.jp
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