嫁入り道具として母に持たされた着物は、着ることなく年月が過ぎた。
「母が亡くなるまでは、着物をそのまま取って置こう」と思っていた。
しかし、86歳の母は健在で、私がミシンが使える内に、リメイクしようと決心。
松江で一番大きな書店で、多数のリメイク本の中から、
「手ぬいでかんたん!ほどかずそのまま着物をリメイク」を選んだ。
着物の衿とおくみを外して、袖下を切りとるだけと言う手軽さ。
本と同じような色柄の縮緬の袷着物をノーカラーワンピースにした。
本では裏地を付けたままでしたが、私は暑がりなので、裏地を取り除いて、
手縫いではなく、ミシンでザクザク縫い、2日で仕上げました。
後ろは、スナップボタンにしてみた。
母に見せて「母さんの着物もリメイクしてあげよう」と言ったら、
「皆処分して、1枚も残っていない」と素晴らしい(断捨離の)言葉を貰った。