老若男女、ことごとくいい感じ。
日中24度という暑い日差しの中でも、今年流行のポンチョ、ファーなどを肩にかけ、ブーツだったり。
自分を見つめ返せば、ジーンズにTシャツ、ウォーキングシューズに日除け帽子。
見渡せば、帽子を被っている人は、全くいない。
(しみ対策よりおしゃれ優先)
元町の大丸前で、案内板を見つめていると、防犯のマークを腕に付けた警備のおじさまに、
「どこに行きたいんですか?」と声をかけて貰う。
「商船三井ビルは、こっちの道ですよね」
「ここまで来たら、あっちの道を真っすぐ行けば、近いですよ」
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ここが、大丸が歴史ある建物に、最初にお店を開店させ、新しい息吹を入れた所。
しっとりと歩くのが似合う静かな旧居留地の、入口のようです。
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古い建物の上に、高層ビルが乗っかっています。
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これが商船三井ビル。角地にあって風格のある大きな建物です。
私以外にも、建物を写している人がいました。
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向かい側のビルは、一階手前部分は自由に入ることが出来ます。
中は綺麗に塗り替えられ、ビルはしっかりと機能しているようです。
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有名ブランドのお店が多く見られ、新装開店のカフェの花も凄い。
そそくさと素通りする旅人として、移動します。
シティー・ループバスで、所々降りてみましたが、歩いていて気持ちが落ち着いたのは、旧居留地でした。
夕方は、娘と合流。
食べブログに載ってたという洋食屋さんは、予約が一杯というので、断わられ、
娘が気になった居酒屋さんも、予約満席。
でも、ふと入った中華料理屋さん、「値段は高いな~」と思ったが、めちゃうまい。
神戸はなんか本当に美味しいお店が多い。
「食べ過ぎて3キロ太った感じ」(娘)
「グルメの街だよね。東京には規模の面では負けるけど」(母)
「コンパクトだから暮らしやすいと思う」(娘)
「まあね。都会は金があったら楽しい街だろうね」(母)
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旧居留地は、江戸時代、安政五カ国条約で、治外法権が認められた外国人の居住地。
そして神戸の旧居留地は、1988年に古くなった商工会議ビル保存運動を発端に、
近代建築の建物の中に高級ブティックを開店させる波が起こって、古い建物が保存&活用されている。
(旧神戸商工会議ビルは、解体されています)