ここまで私がバレエを学問のように勉強してきたのは尊敬する恩師の影響もあるけど
自信を持ってバレエを指導するためには必要な勉強でした。
そして
私のようにバレエの初めの一歩で正しいバレエを習得できなくて
後々苦労する人を減らしたいと考えました。
また、自分が長い時間とたくさんのお金をかけてがんばってきたのに
基礎が正しくないから、もう上達は望めないと絶望する人を助けたいとも思いました。
私自身、何度も絶望したし、何度もバレエを辞めたくなることもたくさん経験してきたから
あるとき指導法のクラスで基礎的な問題でカルチャーショックを受けました。
なぜ、今までこんなことも知らずに私はバレエをやってきたのだろう?と自分を責めずにはいられませんでした
そんなとき私を救ってくれたのは指導法のクラスに誘ってくれた心友Mちゃん
『今わかってよかったよね。もっと歳とってからわかるより今のほうがぜんぜんいいよ!』と、言ってくれて
この前向きな言葉に救われたし、のちにRADの受験をすぐ決めたのも、2年後3年後より今がいちばんいいと考えたから。
また、大人になってからバレエをはじめた方には子供と同じレッスンでは習得に時間がかかります。
バレエを含めた運動、身体を動かすということは全て脳からの指令なんです。
先生の動きを見て順番を覚えて自分が踊る
子供のときからバレエを習っている人間には息をするのと同じくらい当たり前のことが
大人から始めた方にはなかなか難しい
子供は脳神経から運動神経への伝達が早く
子供の頃にこの伝達回路が確立されてるから作業は簡単なんです。
私のクラスでレッスンしている大人から始めた方には、まずどんな方法でもいいから順番を覚える回路を確立することをオススメしています。
順番を追うことから解放されて、初めてレッスンの中で自分の身体と向き合って、正しいバレエを習得するステップへと前進できます。
ほとんどのビギナーの方は順番を覚えられないからといって、シンプルで単純な動きをひたすら繰り返すようなレッスンでは飽きてしまうか、イヤになってしまうところが悩ましいです。
うまくバランスをとりながら、クラスを進めるようにしています。
3歳からバレエを始めて進学、就職で中断からの復帰組エリカさん
こんな事情でバレエを理論的に学ぶこと、教えることの重要性を訴えてはいるけど
正直なかなか受け入れてはもらえない
特に大人バレエの方には見よう見まねのレッスンより、はるかに早く上達出来るということは私の生徒で証明しているけど
やはり楽しく踊りたい気持ちもよくわかるし
ある程度の年数続けてきたらプライドがあるのも理解しています。
あとは
ホンモノとニセモノ
どちらを選ぶか?
それだけ
たくさんレッスンして
たくさんお金と時間をかけて
ニセモノに満足する人生でなくて
たくさん泣いて
たくさん頭を使って
身体を変えて
ホンモノを掴んだ
今のほうがバレエがずっと楽しいし
バレエを身近に感じる
ホンモノとニセモノの区別がつかなければ
なぜ自分が上達できないかは自己分析は不可能なので
SNSなどに書かれていることを自習したところで理解するのは難しいです
バレエ教師にも
私が最初に習った先生のようなホンモノを教えられない教師が日本にはたくさんいる
また日本に資格制度がないせいで
残念ながら
大人になって趣味でバレエを始めた方に財力があれば教室を開けるし
実はそんな教室はあちこちに存在します
そんな先生方を否定するつもりはないです。
大人バレエで何が難しいか共感してあげられるというメリットもありますから…
ただ
大人のバレエに地味な基礎練習を強要することはほとんどないから
大人バレエの人がホンモノを教えられるまでになるには相当な努力と忍耐が必要だし
大人にそこまで指導してくれる教師との運命の出会いも必要です
私のような辛い思いをする生徒を減らすには
指導者の質を向上すること
そのための教育が必要だと考えて
バレエ教師を育てたいとも考えました。
今回
フィットネスインストラクターの方や整体師、理学療法士、スポーツトレーナーやコーチの方にオススメしたい理由については長くなるので、また別の機会に書きます。
See you!
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