
時たま利用する“東急田園都市線”は神奈川県大和市の中央林間駅から渋谷駅までの31.5Kmの路線ですが大部分の電車がそのまま‘東京地下鉄半蔵門線’に乗り入れ押上駅まで、更に‘東武スカイツリーライン’の久喜駅や南栗橋駅までの直通運転も行っています。
そんな中首都圏でもその混雑率の高さで常に上位を争う路線に未だに昭和の思い出を残した“8500系”と呼ばれる車両が残っています。

天井を見上げると今はほとんど見かけない扇風機が現役で働いています。
昔はこれが主力でした。
私が上京した年に、田園都市線の前身の新玉川線に乗ったときに当時は山手線でさえ車両の冷房率がそんなに高くなく中間車両は冷房化されていませんでしたが、全車両冷房化されていてとても感動したのを覚えています。

この車両も昭和58年製で今から34年前に製造されたものです。
未だに使用されているのは完成度が高く、優れた車両だったからでしょう。
最近田園都市線に来年度から新型車両が導入されるニュースを見ました。
この昭和の思い出が詰まった車両も引退する日が近づいて来たのかも知れません。