女は、半焼けになった小さな居酒屋で、体を売りながら1人暮らしていた。ある日、闇市で食べ物を盗んで暮らす戦争孤児が入り浸るようになる。やがて少年は、若い復員兵や片腕が動かない謎の男など、戦争で心と体に傷を負った大人たちと出会っていくのだったが…。
WOWOW ★★★☆
この作品で趣里はキネマ旬報の最優秀女優賞を取りました。ただ、この映画の主演は撮影時小学1年生の塚尾桜雅クン演じる戦争孤児でした。彼がいろいろな戦争で心に傷を負った人と出会い、接することで、成長していくというものです。
趣里演じる女は戦争で夫と子どもを亡くし、焼け残ったボロボロの居酒屋で酒を一杯飲ませては、体を売るということで生活しています。そこにあちこちで食料を盗んで持ってくる戦争孤児との間に「疑似家族」のようないい関係が出来上がっていくわけですが。。。
とまぁ、いずれにせよとても重く暗い映画ですが、少年の成長記とすれば、将来的には明るい・・・と信じたいですね。彼のような戦争孤児たちの何人かは、何らかの形で日本の戦後復興に貢献したと信じたいです。。。
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