極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

一度も撃ってません (2019) 100分

2021-10-10 18:01:44 | 日本映画(DVD・TV)



 74歳の市川進は妻の年金で暮らしている売れないハードボイルド作家。しかし小説のリアリティにこだわり過ぎるあまり、密かに“殺し”の依頼を受けては、本物のヒットマン・今西に仕事を回し、その仕事ぶりを綿密に取材していた。そしてトレンチコートで夜な夜なバーに繰り出すその姿に、やがて巷では“伝説のヒットマン”の噂が広まっていった。しかしついにそのツケが回ってきた。妻には浮気を疑われ、いよいよ自らも敵のヒットマンに命を狙われてしまう市川だったが…。


 WOWOW ★★★


 映画が2本撮れそうな贅沢なキャスティングです。
石橋蓮司 大楠道代 岸部一徳 桃井かおり 佐藤浩市 豊川悦司 江口洋介 妻夫木聡 新崎人生
井上真央 柄本明 寛一郎 前田亜季 渋川清彦 小野武彦 柄本佑 濱田マリ 堀部圭亮

 中でも佐藤浩市と寛一郎、柄本明と柄本佑のように親子が2組共演したりしています。
で、どうしてこんな贅沢なキャスティングが可能だったかと言うと、2011年に死去した原田芳雄の自宅で行われた飲み会で桃井かおりが阪本順治監督に「次は石橋蓮司主演で映画を撮って欲しい」とリクエストしたことがきっかけとされているそうです。そして、これはあくまでも私の勘ですが、長年脇役として頑張ってきた石橋蓮司をrespectする役者たちが賛同してのこのメンバーでしょう。

 で、観ている方としては、そういう状況が想像できることと、さぞ楽しい現場だったんだろうなぁって言うのもめちゃ感じるのですが・・・いかんせんお話があまり面白くない。

 また、基本はコメディなんだろうけど、めちゃハードボイルドな雰囲気もあって、今までの日本映画とはちょっと違う、かっこいい言葉で言えば「フィルム・ノワール」なんですね。ただ、頭に「なんちゃって」がつきますが(笑)

 この面子で楽しそうに撮影していて、石橋蓮司をrespectする映画という見方をすれば楽しめるかもしれません。

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