極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ (2020)NO TIME TO DIE 164分

2021-10-09 14:47:56 | 007大好き♪
 現役を退きジャマイカで穏やかな生活を送っていたボンドのもとに、CIA出身の旧友フェリックス・ライターが助けを求めにやってきたことから、平穏な日常は終わりを告げる。誘拐された科学者を救出するという任務に就いたボンドは、その過酷なミッションの中で、世界に脅威をもたらす最新技術を有した黒幕を追うことになるが……。


映画館 ★★★★


 私のこのブログのタイトルは「極私的映画論+α」ですが、今作で5本目を迎えた「ダニエル・ボンド」は「極私的007」だったような気がします。確かに「女王陛下の007」ではボンドは結婚しますし、「ユア・アイズ・オンリー」の冒頭には亡くなった妻の墓参りシーンから始まります。ただ、ダニエル・ボンドの登場までの20作の中で「私的」なシーンはこの2回だけのような気がします。

 しかし、ダニエル・ボンド5作品は、1作目で死んだ恋人の墓参りをこの最新作の冒頭で見せますし、自分の生まれ育った屋敷での攻防や、養父の息子で兄弟として育てられた男との因縁など、めちゃ「私ボンド」の5作品でした。なので過去のボンド作品を全く見ることなく、この5作品だけでお話が完結していて・・・要するに5作品話がちゃんと繋がっているわけで、5話全て見ないといけないという気もしますが。

 今作は「私的」であることと、ダニエル・ボンドの最終作ということで、今までのボンド映画では考えられないことが2つあります。私は予備知識を全く入れずに観たもんで、この2つには本当に驚かされました(笑)

 
 冒頭あたりでは音楽のみ、エンドクレジット時にはルイ・アームストロング 歌唱の「女王陛下の007」での挿入歌「愛はすべてを越えて」が使われていたことも「私的ボンド」映画ということなのでしょう。

 007映画は1962年に第一作目、2020年に25作目が出来上がり、過去には6人のボンドが登場しましたが、驚くべきことはこの60年間でエリザベス女王はずっと健在だということです。「ロンドン五輪」にはダニエルボンドとの共演も果たしてくれましたし(笑)

 ダニエルボンドの5作品15年間はとても濃密でした。
さて・・・新しいボンド俳優は誰になるのでしょうか。

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