著名な詩人・寒川しずおの豪邸を刑事が訪れる。詩人の妻スオミが昨日から行方不明になっていたのだ。刑事が正式な捜査を進言するも、詩人は大ごとにするなと言って聞かなかった。実は刑事はスオミの元夫だった。そこへ、スオミの別れた元夫たちが続々と集まって来る。そして、それぞれにスオミと愛し合った日々を熱く語り始める男たち。しかし不思議なことに、彼らの思い出の中のスオミはほとんど共通点がなく、まるで別人だったのだが…。
映画館 ★★★
「スオミ」の名前の由来については劇中で説明があったのでここでは省きますが、逆に言えばもっと「スオミの話」が聞きたかったです。ラストシーンでヘルシンキを取ってつけたように連呼するのもいただけません。
どうせなら豪邸内だけで話を進めても良かったかも。まんま舞台劇で役者さんの会話がすごく楽しかったですし、セスナ機のシーンは必要なかったかな。
「鎌倉殿の13人」があまりにもちらついたのもちょっといただけません。よく考えたら長澤まさみはナレーターだったんだけど、坂東彌十郎&宮澤エマ&瀬戸康史の北条家親子は強烈でした。
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