夢で見たあの子のために 三部けい 角川コミックス・エース

	夢で見たあの子のために (1) (角川コミックス・エース)
	三部 けい
	KADOKAWA

	夢で見たあの子のために (2) (角川コミックス・エース)
	三部 けい
	KADOKAWA

　幼少期に家族を惨殺された中條千里は、ただ復讐を果たすためだけに生きている。生活の全て、学校の全て、復讐という目的を果たすのに必要な力とお金を得るため、自分が汚れるのも厭わない…。心配する幼馴染み、残された肉親の思いも振り切って果たそうとする、人生の全てを懸けた復讐劇の先にあるものは、果たして千里に何をもたらすのだろうか?


　著者の前作「僕だけがいない街」は衝撃的でした。たまたま書店で3巻まで平積みされているのをみて、大人買いした私。。。って、3巻くらいで大人買いって（笑）で、その後アニメに鳴ったり、藤原竜也と有村架純主演で映画化もされました。自慢じゃないですが、表紙を見ただけで面白いと判断し、それが見事当たったときの爽快感はたまりません。

　で、著者の次作である「夢で見たあの子のために」は先日2巻目が発売されました。正直言えばまだ面白いという段階までには至っていません。主人公は双子なのですが双子の持つ不思議な能力についてはもうずいぶん前からいろいろなメディアで取り上げられていますが、今後どういう風に新しい双子像を見せてくれるのでしょうか。