「井伊氏一族の群像」アマゾン電子書籍紹介。角川・BOOK★WALK」
江戸時代の普代大名。遠江国引佐郡井伊谷(現、静岡引佐町井伊谷)を本貫地とする氏族。藤原冬嗣の末裔とする氏族、藤原共資が平安時代後期に遠江守に任じられ敷知郡村櫛に来往、その子、共保が井伊谷に住み井伊氏を称したとする。「吾妻鏡」などに「井伊介」として記されるのがその子孫とみられるが、鎌倉時代以降、多くの分家を発生。江戸時代の井伊氏につながる一派は、室町期に遠江守護斯波氏の配下にあり勢力をもった井伊直貞・直秀・直幸らで渋川を拠点とした井伊氏が滅亡したのちに台頭。歴史上、井伊谷の井伊氏の活動が具体的になるのには、戦国時代に今川氏に仕えた直平以降で、直宗、直盛は今川氏に従軍し戦死。直盛の養子直親は家臣小野氏の讒言により今川氏により謀殺され、家督を女子の治郎法師直虎が継ぎ、直親の幼子虎松(直政)は親類の新野親矩らによりかくまわれた。のち井伊直政が浜松で徳川家康に取りたてられ井伊氏を再興。直政は家康の関東入部の際は家臣中再興の12万石を与えられた。関ケ原戦い後に、近江国佐和山城に配置され西国の押さえとなる。
直政没後、彦根城を築いた嫡男井伊直継(1590~1662)は家中を取りまとめられず、家康の命令により大坂冬の陣後、彦根藩の家督を異母弟井伊直孝に譲り、上野国安中藩3万石に、後に西尾、掛川・与板藩の転封に分置された。宗家の彦根藩井伊家は普代大名の筆頭大名で、常に幕政の中枢にあり、井伊直弼ら5人の大老を出している。
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