小林まことのエッセイ‐最後まであきらめずに

高齢者の「星」とおだてられて

　毎年２月に行われる「たてばやしシャトルマラソン」今年も１０キロの部にエントリーしました。昨年９月の自分の選挙、ひと段落し、練習を始めようとしたら、突然の総選挙。選挙が終わったら、新年会が目白押し、スポーツ仲間の新年会で「練習不足なので棄権しようかな」と話したところ「途中歩いてでも、高齢者の星だから走ってください」と変なおだてに乗って、練習不足を承知で走ることにしました。

　大会当日の２月１日は風が強く、前半は追い風ですが、後半は向かい風、一周５キロのコースを２周、１周目は自分の設定時間に近いタイムで通過しました。２周目は練習不足が徐々に足に効いてきました。

あと２キロとのたたかい

　２キロとは、２キロメートルと２キログラムです。
　最初の２キロは「マラソン」です。練習で８キロを走ったのですが、１０キロは完走しておりませんでした。２周目、あと２キロ、の標識を目にした途端、足への負担はピークに達していました。歩こうかとも思いましたが、歯を食いしばって持ち上がらない足を前に前にと進め、知り合いの「もう一息、がんばれー」の声援に励まされやっとゴールに。

　２キログラムのたたかいとは、「ウエイトリフティングマスタズ関東大会」です。昨年１２月の予定が、横浜市の体育館が総選挙で使用できなくなり２月に延期になったものです。

　大会が２カ月遅くなったから、「その分練習ができてよかったではないか。」という人もいますが、体重制なので、エントリーのときに申告した体重以下（私は一番軽いクラス５６キログラム級です）でないと失格になってしまいます。１１月の申し込みですから、大会に合わせて体重をコントロールしなければなりません。シャトルマラソンから３週間後が大会で、その時は６０キロあり、４キロの減量が必要となりました。

　食事の量を減らし、運動量を増やして、１０日間で２キロ減量、しかし、あと２キロがなかなか減りません。もう無理かなと思いましたが、最後まであきらめるわけにはいきません。前日にようやく５６キロ台に、ところがその日の夜にスポーツ団体の祝賀会があり、食べたいものも、飲みたいものも我慢をして翌日早朝に横浜に向かいました。

　試合の２時間前に検量です。その前に体重を測ると、５００グラム超過、あわてて、会場周辺をジョギング、まだ２００グラム超過、さらに２０分ほど走って汗を流して、本番の検量、なんと４グラム超過でまだＯＫが出ません、心と体を落ち着かせて、５分後に恐る恐るはかりに乗ると、５５・９キロでＯＫになりました。

　わずか２キロでも、最後まであきらめず挑戦したことで記録はともかくとして、「やったー」という達成感を味わうことができました。

[館林市] ブログ村キーワード 
全労連・労働相談ホットライン（携帯HP） 
たなはしせつ子 党群馬くらし・雇用対策委員長のブログ
渋沢哲男 党 群馬3区 国政対策責任者のブログ