小林まことのエッセイ‐すみませんとありがとう

「本当に、どうも、すいません」

　昭和の爆笑王と言われた初代、林家三平が高座に上がったときの最初の言葉です。
　初代林家三平を知っているのは、５０代以上の人でしょうか。おかみさんは、海老名香葉子さんです。１０月１１日付の「しんぶん赤旗」日曜版に紹介されています。

謝罪の言葉といわれているが

　「すみません」は謝罪の言葉と言われますが、必ずしもそうではないようです。謝罪にはほかにも「ごめんなさい」「申し訳ありません」などが用いられます。
　謝罪などと大げさでない場合は、「すまん・すまん」とか「ごめん・ごめん」と軽いノリもあります。

感謝の言葉「ありがとう」

　謝罪に対して、「ありがとう」は、感謝の言葉と言われます。例えば、知らない人に道を尋ねるときには、「あのーすみません」と声をかけると思います。
この時の「すみません」は謝罪ではありません。「お手数をかけます」といった意味合いだと思います。教えていただいた後には「ありがとうございました。」と感謝の言葉を述べると思います。

　ときには勘違いで、お茶などを運んでくれた人に「すいませんねー」などと使ってしまいがちです。この時は「ありがとうございます」ですね。
　年下の人とか、同期の人などには、「ありがとう」でもよいかもしれません。かつてわたしも「すみません」という言葉をどんな時でも使っておりました。

　感謝されるのは本当にうれしいものです。これからも、誰からにも感謝される人間になれるよう努力していきます。そして、何よりも常に感謝の心を大切にしていきたいと思います。

わが辞書に「すみません」はない
…晋三

　国会で好き勝手に暴走を繰り返している、自民党の安倍晋三首相は、国民の圧倒的な反対の声を無視して、「戦争法（安保法制）」を強行可決しました。

　国民の激しい怒りに、安倍首相いわく、「わが晋三の辞書に『すみません』という言葉はない。」とか？

　それならば、「国民連合政府」をつくって、晋三の辞書に「すみません」の文字を書きくわえさせましょう。


安倍晋三首相

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