小林まことのエッセイ ウォーキングマップ作成中

現地を歩いて新たな発見を

　ウォーキングマップを作成するなかで新たな発見もありました。過日、協会役員数名と「童話と自然のウォーキングコース」（仮称）として、分福茶釜の茂林寺を歩くコース、県の天然記念物に指定されている「茂林寺沼の低地湿原」をスタートに、木道を歩いてみました。

　地元の人たちが葦を刈り取っているようですが、広大な地域なのでなかなか追いつかず、葦が生い茂って歩きづらかったり、木道が一部腐食して壊れていたり、整備が必要なところもありました。

　市も木道の整備を進めていますが、予算の関係で一度に整備が進まないようです。

四中の森の自然の豊かさ

　ここだけでは距離が短いので、市立四中まで足をのばし、中学校の南に広がる、四中の森を歩いてみました。

　森のなかには「オニバスの池」や「昆虫の小径」、国蝶の「オオムラサキ」観察ハウスなどがありました。四中の生徒が手入れをしていると思われます。


（四中の森）

　春は桜や新緑が素晴らしく、市民のみなさんもあまり知られていない自然が豊かな場所でした。歩くことにより新しい発見をすることができました。

ダークダックス館林音楽館

　ふたたび茂林寺に戻ってくると、目の前に「ダークダックス館林音楽館」の可愛らしい建物がありました。

　一緒に歩いた役員は私を含め、中年以上ですから、ダークダックスと聞いただけで若いころを思い出して懐かしんでいました。

　一人だけ３０代後半の女性は、ダークダックスそのものを知りませんでした。役員は異口同音に「年代を感じるねー」とうなずいておりました。

　それでもなぜ館林にダークダックス音楽館があるかについては、多くの人が詳しくは知りませんでした。

　長い時間歩き疲れたので、音楽館で休憩することになりました。コーヒーを注文し、ダークダックスのビデオを観ながらゆっくりくつろぎ、音楽館の歴史などの説明を受けました。

　４人組のダークダックスも、一人、二人と亡くなり、先日「ゲタさん」の愛称で親しまれていた、喜早さんが亡くなりました。ご冥福をお祈りします。

　開館は毎日ではありませんが、出かけてみませんか。


（ダークダックス館林音楽館）

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