小林まことのエッセイ‐改正道路交通法

自転車の取り締まり強化

　６月１日からの道交法の改正で、特に自転車運転のルール違反が強化されました。罰金や自転車運転者講習の対象になることがあります。

傘差し運転の禁止

　雨の日に傘をさしての運転は禁止されており、今回特に「安全運転義務違反」の対象となります。
　雨の日はレインコートの着用になります。しかし、レインコートを着用すると左右を確認しようとすると、フードの中に顔が入ってしまい確認するのが大変です（写真①）。


写真①

　そこでつばのある帽子をかぶってみました（写真②）。


写真②

　帽子をかぶった場合はフードも一緒に動くので顔が中に入らず、左右の確認ができます（写真③）。


写真③

みなさんも試してはいかがですか。

中・高生よりも一般の人は注意を

　中学生や高校生は学校で指導を受けているので比較的守られています。しかし、一般の人は指導を受ける機会がないので、知らずに傘差し運転などを行ってしまいますので要注意です。また女性の中には日傘を差しての運転を目にしますが、これも傘差し運転になります。
酒酔いの自転車運転も違反です。

　これまでも違反行為でしたが、今回の改正で「危険行為」となり講習の対象になります。自動車はもちろんですが、自転車も飲んだら乗らないことです。（飲んだら乗るな、飲むなら歩け）ですが、歩いても泥酔はいけません、注意しましょう。

歩道の自転車走行

　自転車は軽車両として、「車両」扱いですので、一定の条件や指定されている歩道以外での走行が禁止されています。確かに都会では歩道をたくさんの歩行者があるいており、自転車の走行は大変危険です。

　ところが、館林などの地方都市では歩道を歩く人の姿は、登下校時間の子ども達だけで、ほとんど見かけません。法律は全国一律なので歩行者がいないから、特例というのはないようです。しかし、自転車利用者が増えているこんにちですから、自転車の安全対策も併せて考えるべきではないでしょうか。

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