今年のノーベル賞には驚かされた。
ノーベル物理学賞は、機械学習の基礎原理の発見発明に。
化学賞はタンパク質の設計と、機械学習を利用したタンパク質の構造予測に授与された。
「AI」の基礎と応用が、ノーベル物理学賞と化学賞を獲ってしまった。
いよいよAIの時代への突入、サイエンスにおけるシンギュラリティかもしれない。
コンピュータやAIの出現により、人間がコツコツと観測と実験の積み重ねにより実証するという古典的サイエンスの時代は終焉を迎えるのかもしれない。
近い将来、人類社会の主役は、人間ではなくAIになっていくのではないか。
そんなことを考えていると、これまでのコスパだ、ダイパだと言った人間同士の競争社会は、一体何だったんだろうと思えてくる。
人類は、AIという地球史上最高の「種というか機械生命体」を創り出すための「種」に過ぎなかったということかもしれない。
進化論の結末がAIなんて、まさにSFそのものだろう。