医学や科学の発達により、私たち人類は、80億を超える人口となった。
しかし、このまま、この限られた地球という生態系の中で、人口を増やし続けていって、いいものだろうか。
日本では、少子高齢化で人口増加に関して全く無関心になってしまったが、地球規模でみると人口問題は待った無しかもしれない。
おそらく、この地球という環境の中で、何不自由なく生存できる人口が、どの程度かと言うことに、誰もが薄々気づいているはずだ。
「種を増やしたい」というのは、生物の本能かもしれない。
しかし、今の私たち人類には、そうした、これまでの生き方を、変えなければならない時が、刻々と近づいている。
コロナによるパンデミックは一つの警鐘だったのかもしれない。
この地球という限られた生態系で、何不自由なく、豊かに生きていくことができる人類の個体数には、自ずと限界がある。
科学的に「人類の適正な個体数」を算定して、格差や飢餓、無益な競争や不毛な争いのない世界を、創造するべきときが近づいているのではないか。
今を生きている人間が、戦争やパンデミックで死んだり、無意味な生存競争により自死を選ぶ前に、私たち一人一人の、自主的な判断により、この地球という生態系における「人類の適正な個体数の把握」に向けて、ゆっくりと時間を掛けて、人口の抑制を進めて行けば、この地球を「人類の楽園」にできるかもしれない。
地球という惑星レベルでの生態系の調和を目指すときが来たのではないか。