給料は増えず、ゼロ金利。
利回りの高い投資先は無く、ハイリスク、ローリターンばかり。
しかも自己責任。
コロナ不況でゲンナリしていたところに、ロシアへの経済制裁のブーメランで、日本が経済制裁を受けているような物価高騰。
挙げ句の果てに円安。
そんなこんなで日本は、金儲けとは無縁の国になった。
いくら庶民が頑張ったところで、金持ちには成り上がれない。
夢も希望もない国。
若い人たちに言いたい。
今の70歳台の「団塊の世代」から上の時代は、違っていたということを。
彼ら彼女らが経験した「高度経済成長時代」の日本は、とにかく凄かった。
給料は右肩上がり。
円は強くなる一方。
手の届かなかった舶来品が、いつの間にか、安く簡単に手に入るようになった。
金利は高く、お金を預けておくだけで、10年で2倍、30年で10倍。
それもノーリスク。
生命保険も、掛け金をはるかに超える配当金や満期保険金が当たり前。
投資だって、ズブの素人でも、土地に投資しておけば、間違いなくハイリターン。
株式投資だって、大企業なら倒産リスクなど無く、ノーリスク。
ハッキリ言って、誰でも金持ちになれた。
素晴らしい時代、羨ましい限りだ。
だから、そんなラクチンな時代しか経験したことがない高齢の政治家や経営者が、ゾンビのように生き残っている限り、この国に未来は無い。
若い人たちは、そんな老人たちの言うことを真に受けてはいけない。
とにかく自分を信じて、自分の頭で考えて生きていかないと、泥舟になった日本と一緒に轟沈する。