お役所で、書類を書かされるとき、令和何年かを、つい忘れる。
いつも、2021年という西暦で、ものを考えているせいだろう。
元号は、実に面倒。昭和生まれの私にとって、平成、令和に続く、三つ目の元号。
生まれは昭和。人生の大きなイベントは、平成。そして、今は令和。
元号で言われても、いつのことか、直ぐには分からない。
人生を振り返って、何年前の出来事だったかを考えるとき、元号では、全くお手上げだ。
明治や大正となったら、いったい、いつの話か全く分からない。
とにかく、西暦でないと、混乱するばかり。
ここで、「元号トリビア」を、ご紹介しよう。
■昭和64年は、1月7日までのたった7日間。8日からは平成元年。
1989年には、昭和と平成の二つの元号がある。
■同じようなことは、大正と昭和にもある。こちらは、もっと複雑。
大正15年は12月24日まで。25日から31日までは昭和元年。そして、年が明けた1月1日からは、なんと昭和2年だ。
そのため、大正15年12月24日生まれと、昭和2年1月1日生まれは、たった8日しか違わないのに、元号だと、2歳違いにみえる。
クイズにでもしたいくらいだ。
日本は、いつまで、こんな元号制度を続けるのだろう。
ITだAIだ、デジタルの時代だと言う前に、元号制度くらい止められないのか。混乱を来すばかりだろう。
役所の書面や、免許証の有効期限、保険契約書類などの元号表記を、西暦に置き換えて確認するたびに、この国は、もう終わりだなと感じるのは、私だけでは無いだろう。
ちなみに、2019年だって、4月30日までは平成31年で、5月1日からは令和元年。ワケワカメだ。