【小説 「日本への戦争を放棄せよ」 予告編】
ロシアとウクライナの戦争で分かった。
この世界で、自国が侵略され、国民が犠牲にならないようにするには。
核兵器を持ち、世界中を、核弾頭ミサイルで攻撃できる能力を持つ軍事大国になる以外には無いということが。
通常兵器で戦おうとすれば、必ず国民が犠牲になる。
いかなる国からも侵略を受けない、圧倒的な核兵器の保有。
これこそが、日本に対する戦争を、放棄させるための唯一の手段だ。
ただし、日本の場合は、国土が狭い。
本土にミサイル基地を設けていては、ターゲットになるだけ。
直ちに発射できる核兵器を、敵からロックオンされることなく、安全に運用するためには、核弾頭ミサイル搭載原子力潜水艦を、できるだけ多く保有することだ。
そんなことを考えながら、首相は、緊張で震える手を押さえながら、憲法改正案に署名した。
乞うご期待。