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「養生訓」貝原益軒

2011-02-21 20:58:17 | 個人フォルダ

なんとなく梅の花

 

考えてみれば 考えるまでもないが

人生とは初体験ばかりである

子供の時はあらゆる事が興味深く面白くてしょうがなかった

10代の頃は 耳学問 本学問であらゆる事がわかってしまったような錯覚をしていた

20代には 不安いっぱいで社会へデビューした

何でもわかってるつもりだったが 何にも分かっていなかった 挫折に次ぐ 挫折

かっこいい物いいなど くその役にも立たなかった

分かると言う事は 理論で推測するものではなく 結果がすべてであると分からせられることである

口とは便利なものであるから 理屈はなんとでも言える 

でも 結果の伴わない言葉など屁の突っ張りにもならなかった

30代 所帯を構え子供を生み 自分以外の人間の人生を背負う事を否応なしに分からせられた

生んだ以上 その子たちは 自分たちが望んで生んだ子だ

子たちの生存の全責任は自分の肩にある とことん 思い知らされた

40代 仕事で金を稼ぐ 会社も頑張った

稼いだ金のほとんどは子供に消えた

子供を生むと言うのはこうゆうものだ と 逃げたいと思った事もあったが 子に責任は無い

生んだ以上 この子たちを社会に送り出し 自立させなければならない

愛情だけで子は育てられない 仕事とは家族の為のものだった

50代 ようやく 一人 二人と独立が始まり 賄いもいくらか余裕が出始めた

と 思ったら 嫁入りで うん百万の金が消えた

生命保険を解約し 年金保険を解約し なんだかんだで子たちの為に金は消えてなくなった

俺は子供を育てるために 何にも無くなるのかと 慨嘆した

別に後悔はしていない 子を生んだ以上 当たり前の事だからだ

子育てに 多分 家1軒か 下手すると 2軒分くらいの金が消えた

親父が死んだ年齢になり 楽をしようと 会社を辞め 付録の人生を歩む

60代 事もなくパートのじじいで年月を過ごす

今まで出来なかった旅行や飲み屋に 妻と入り浸って

ってゆうほどではないが 遊んだ

豪遊三昧といきたかったが そんな金があるわけはない

せいぜい 白木屋か笑笑だ 

最近は 他にも いろいろ見つけたが

ちと 飽きてきた

子たちはそれぞれの人生を歩んでいる

ま good luckと言うべきだろう

だな

娘がシングルマザーと言うのが

男たちが一人身と言うのが寂しいが

彼女の話をちらほら聞くのだが

彼氏の話も それとなく聞くのだが

その後の音沙汰がない

でも ま これは縁のものであるので

いたしかたがない

元気で過ごせよ

 

そうだ 養生訓だ

「およそ人の楽しむべき事 三あり

 一には身に道を行い ひが事無くして善を楽しむにあり

 二には身に病なくして 快く楽しむにあり

 三には命長くして久しく楽しむあり

 富貴にしてもこの三楽なければ 真の楽なし」

 

俺は若い頃 60くらいで寿命が終わると信じていた

自分のような生き方の人間が長生きできるはずもない と信じていた

事故か病気で早々に死ぬ 老醜を晒したくなかった

カッコつけすぎだった

何の因果か

まだ しぶとく生きている

 

なんで~

と言う感じだ

命長くして何を楽しむ?

 

今でも長生きがいいとは単純に思わない

 

しかし まだ 元気である

困ったな 

 

いや

 

昨日 朝10時まで寝た

何十年ぶりだろう?

1時間おきに目が覚めるが ベッドから出たくなかった

体が休息を欲しがっている

疲れているのか?

 

初めての体験

自分の体の変化に興味がわく

じじいになったせいだろうが

なぜ じじいになるとこうなるのか?

 

興味は尽きない

不思議だ

初めての経験とは

ちょっと 興味がある

 

風呂はいろ

清潔にしなくちゃな

 

 



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