神戸市の市章にまつわるはなし
神戸の市章は1907年(明治40年)に制定されました。
マークは旧かなづかいで神戸を「カウベ」と書いていましたので、
「カ」の字を図案化したもの、また神戸港と兵庫港の2つの港を持ち、
ともに扇の形をしていましたので扇を二つ組み合わせた図案になっています。
江戸時代に栄え中心地であった兵庫村と明治になってから栄えた
神戸村の二つの村が合併して神戸市ができたことから、
二つの村がお互いに円満に行くようにとの願いから、
二つを合わせると円形になるようにもなっています。
同じ年、神戸築港の起工式が行われましたので、この着工と、
市章制定を記念し、市章の形で市街地の背山に植林をしました。
1933年(昭和8年)第1回港の祭を記念して仮設の電飾を行いました。
これが現在の市章山です。
市章山の西隣に錨山があります。錨のマークは市章よりも早く、
1903年(明治36年)神戸港沖での明治天皇臨幸の観艦式の際に、
学童や市民15000人が日章旗を持って錨の形を作り歓迎しました。
これを記念して、錨の形に植樹したのが「錨山」の始まりです。
<その後年月を経て市章の形や、錨の形が不鮮明になったため、
1966年(昭和41年)現在のウメガシに植え替えられました。
1933年(昭和8年)以来、戦中戦後の数年間を除き、祭の際に点灯されていましたが、
1967年(昭和42年)に神戸港開港100年を記念して永久電飾が行われています。
現在の電飾設備は、1981年(昭和56年)に、ポートアイランド博覧会を記念して、
電飾に必要な電力は風力発電施設と太陽光発電した電力が使用されています。
市街地から見るときれいな市のマークや錨の形に見えますが、
実際は地形に合わせてゆがんだ形に植樹されています
今は電球も省エネ型のLEDに替えられました。
1989年(平成元年)「市制100周年を記念して開催された
フェスピック神戸大会を機に点灯し、「KOBE」「北前船(正面)」「北前船(側面)」
など三種類の表示が20分おきに変わります。これが現在の電飾です。
またこの市章のデザインはシンプルなため、こんなところにも利用されています。
諏訪山ビーナステラスにある愛の鍵モニュメントも
市章をモチーフにデザインされているようです。
県庁前にある横断歩道橋も市章をデザインに造られています。
市章マークの書き方
まず円を書きます 60%の同心円を書きます 大きい円周と小さい円周の枠を使います
中央で二つに分けます それぞれを右と左へ45度傾けます
二つを合わせ下の接触部分が90度になれば出来上がりです。
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市章山の照明の件知りませんでした。
ほんとうに一日でもはやく平和になるといいですね。
ブログの記事また増やしますので、見てください。
平成に作られたものかと思っていたので驚きました!
市章山の神戸マーク、今はウクライナの国旗の色にライトアップしているらしいですよ🇺🇦
ウクライナに平和な日々が1日も早く訪れることを祈るばかりです、、、