旅 ・ 懐かしいもの探しetc

 旅行はあまり有名ではないところをメインに身勝手な感覚で記述し、武漢ウイルス以降はグチばかり・・・

韓国人が書いた記事 日韓の報道されないニュース Ⅱ 金嬉老事件も

2020年08月27日 | グチばかり
韓国系暴力団組長の忠告
韓国ニュース批評2019.08.17 http://nikkanwatch.com/archives/459 

1994年大阪にある韓国系ヤクザ組織の組長を訪ね、在日ヤクザについて取材をした韓国人記者の体験談がある。組長は山口組系組織の顧問を務める人で病院に入院中だった。(匿名なので具体的な情報は不明)

記者は彼に「仕方がないからヤクザになった」みたいな物語を期待していたようだ。
 つまり、徴用・徴兵で日本につれて来られて、外国人として教育の機会もなく、就職の差別の中で、’仕方なく’ヤクザになったという物語。しかし、組長は逆に記者に対して不快感を示し、記者は困惑する。以下は記事の引用
「それで、何について書くと?」
着席を促しながら、彼(組長)は口を開いた。返事の代わりに用意した封筒を渡した。

日本語で書いた「在日ヤクザ組織の取材協力要請書」だった。
メガネをかけて読んでいくうちに彼の表情が厳しくなった。要請書の中でとりわけ多い「民族史」「徴用」「徴兵」「在日への差別」のような言葉が目障りだったようだ。続いて彼が言った。
「韓国人はなんでもかんでも<過去の36年>(日本統治期)を持ち出すが、これからはこっち(日本内)の客観的な事情を見るのも大事だ。今は、(在日韓国人が被害者ではなく)在日韓国人に被害を受け、自殺までする日本人も多いということを知るべきだ」
(「韓国系ヤクザの世界」『時事ジャーナル』270号、1994年12月29日 韓国語)
 韓国のステレオタイプ 「在日=被害者」
 ここで面白いのは、韓国から日本へ取材に行った記者は「在日=被害者」という認識が強いが、逆に日本にいる組長は、差別と被害ばっかり強調することに抵抗感を示したことだ。正直この組長の話に少し驚いた。少なくとも「被害」に関する認識は、一般の韓国人が持っている認識より素直で、客観的に見えたからだ。

私(韓国人)は10年以上日本で生活してきたが差別にあった経験はない。それは私が運がよかったかも知れないし、私が鈍感だからかも知れない。しかし、だからといって差別がないとは思わない。差別や偏見で切ない思いをした人もいたと思う。それは外国人だけではなく日本人も同じだ。重要なのはそういう社会的な偏見は明らかに減ってきたし、今も改善されつつあるということだ。

 しかし、韓国にいる韓国人は、日本にいる在日韓国人よりも「日本は差別が酷い国」という強いイメージを持っている。
 私は韓国に里帰りするたびに「差別にあってないか」と心配されたことが何回もある。逆に日本にいる在日韓国人からは「卒業したら韓国に帰るより、日本で働いたら?」と勧められたのに。
 
韓国にいる韓国人が、日本にいる韓国人より「差別」のイメージを持っている理由は、韓国の新聞、ラジオ、テレビでは在日韓国人をいつもそのように描いて伝えているからだ。
 時には嘘までついて「差別」を強調する。私は嘘の報道について韓国の放送局に抗議したこともあるが、答えは「状況を強調するためには許される範囲内だと思う」というものだった。視聴者に嫌悪感をもたらす放送をして、それが「許される範囲」というのだ。
 
<ただの殺人犯だったが、差別を訴えただけで韓国と日本のリベラルから「闘士」のように扱われた金嬉老。

しかし彼の周りにいた人たちはみんな彼を離れていった。激しい性格の彼と衝突、喧嘩が絶えなかったからだ。
 彼の救命運動に誰よりも積極的だった人物は、彼の救命活動をしたことを「後悔している」とまで述べたほどだった。詳しくは wiki 金嬉老事件をご参考下さい>
※金嬉老・きんきろう(キム・ヒロ) 事件について
1968年2月、暴力団から借金返済を求められた金は、返済を約束して静岡市で暴力団員2人(未成年の少年1人を含む)に対しライフルを乱射して殺害し逃亡。
 逃亡の翌日には、同県寸又峡温泉の旅館で経営者と宿泊客ら13人を銃で人質にとって籠城。
金は、M1カービン用の30発弾倉を取り付けた猟銃とダイナマイトで武装籠城、警察が民族差別について謝罪することを人質解放の条件として借金・暴力団関係・少年と組員殺し・監禁の罪を籠城中に記者会見を何度も開くなどし、殺人事件から差別の告発にすり替え、逮捕後も民族問題としての救援活動で釈放されて韓国に帰った。

最初の話に戻ると、おそらく記者は組長の反応に戸惑ったと思う。在日韓国人本人から「在日=被害者」というのを否定されたからだ。しかしその戸惑いの責任(?)は、誰でもない韓国のマスコミに問うべきではないかと思う。少なくとも組長はそう思っているはずだ。
(終わり)

子供の頃から身の回りには「チョン」「チャン」「ニグロ」「合の子」なんて沢山居る環境だったので一緒に遊んで育ち仲の良い連中とは今でも交際しています。
最後は人。その人によりけりなんですが、日本のステレオタイプ?「チョン」「チャン」「ニグロ」「合の子」を蔑視なんてのも残っているのかもしれません。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 韓国人が書いた記事 日韓の... | トップ | 韓国人が書いた記事 日韓の... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
我が社のスタッフは・・・ (maru36)
2020-08-27 20:34:17
もう随分前の話ですが
わが社のスタッフ(中国人ですが朝鮮族) 以前にすごく楽しみにして
韓国に旅行兼親戚に逢いに行ったのですが
ムチャクチャ怒って帰って来ました。
中国に住む朝鮮族に対する差別がムチャクチャひどいらしいです。
上から目線バリバリで、もう二度と韓国には行きません!! って怒り心頭でした。
そのスタッフ 今年 沖縄に旅行に行き、凄く楽しかった。
また早く行きたい!!って大喜びでした。
こういう差が日本と韓国の差なんでしょうかねぇ~
返信する
maruさん (ブログ管理者)
2020-08-27 20:41:59
そうだったんですか、maruさんの話は何でもためになります。知らないことを報道以外の生の声で教えてもらえますから。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

グチばかり」カテゴリの最新記事